# 台本：配膳ロボットは「0.5人分」？ ― 1人減らせる条件と、月いくら浮くかを試算した（配膳ロボット導入シミュレーション 第2回）

話し手はハコブくん（エイイチは三人称）。各行は「文番号｜表情｜場面｜字幕の文」。字幕の「｜」は、読み上げは1文のまま字幕だけ次の枚に替える位置。


## 0 フック（0:00〜）

- S001｜基本｜hook｜配膳ロボットを入れた、宮崎県の飲食店の人は、テレビの取材で、こう話していました。
- S002｜小さな笑み｜hook_voice｜「1人にはならないですけれども、0.5だとか、0.25にはなるので」。
- S003｜ジト目｜hook_q｜では、使い方や台数を変えたら、ホールのスタッフを1人、減らせることはあるのか。
- S004｜目を閉じる｜hook_try｜そこで、ファミレスの混む時間帯の2時間を、パソコンの中で再現して、スタッフを3人から2人にしても、店が回る条件を探しました。
- S005｜驚き｜hook_found｜条件は、見つかりました。ロボットに、料理だけでなく、食事中の空いた皿も集めさせたときです。
- S006｜困り眉｜hook_cost｜ところが、月いくら浮くかを計算すると、浮く人件費より、ロボットの費用の方が高くなりました。｜ただし、借りる値段や、人を減らせる時間しだいで、答えは逆になります。

## 1 自己紹介

- S007｜小さな笑み｜title｜Pixels to Motors。案内役のハコブくんです。
- S008｜基本｜title｜この番組では、フィジカルAIのニュースや実機の記録から、現場で使える形を考えます。
- S009｜基本｜title_eiichi｜エイイチは、本業のデザイナーをしながら、ロボティクスの研究と開発をしています。｜その中で分かったことと、そこから考えた見立てを、ハコブくんがお伝えします。

## 2 今日の問い

- S010｜驚き｜question｜今日の問いは、配膳ロボットで、ホールのスタッフを1人減らせるのか。減らせたら、月いくら浮くのか、です。
- S011｜基本｜series｜この動画は、シリーズの2回目です。
- S012｜基本｜series｜前回は、スタッフ3人のまま、ロボットを0台から6台まで増やしました。｜料理を運ぶだけなら、どの台数でも、3人を2人にすると、店は回りませんでした。
- S013｜基本｜define｜ここで言う「減らせる」は、混む時間帯の2時間に、ホールの人を1人減らしても、店が回ることです。
- S014｜基本｜define2｜では、店が回るとは、どういう状態か。エイイチの言葉では、こうです。
- S015｜小さな笑み｜define2｜「混んでいても、5分から10分で入れて、席が埋まっている。これは回っている」。
- S016｜困り眉｜define2｜「席は余っているのに、スタッフが足りなくて案内できない。これが、回っていない」。
- S017｜基本｜define3｜この試算では、席は空いているのに、片付けや案内を待たせた時間が、平均で10分以上になったら、「店が回らない」と数えます。｜この10分は、エイイチが決めた比べるための線で、実際の店の営業を決める基準ではありません。満席で待つ時間や、料理の遅れは、この線には入れていません。
- S018｜基本｜scope｜前回と同じく、これはパソコンの中の試算です。｜数字の多くは、公開されている導入事例やメーカーの仕様をもとにした仮の値で、実際の店で測ったものではありません。
- S019｜基本｜scope｜店は、35卓のファミレス。お客さんが1人もいない状態から始めて、1時間に35組のペースで2時間だけ受け入れ、片付けが終わるまでを計算します。1つの条件を40回計算して、平均を出しています。
- S020｜基本｜scope｜比べるのは、試算に入れたホールの仕事を何人でこなせるかです。｜料理をロボットに載せたり、集めた皿を洗い場で降ろしたりする手間や、厨房との兼務、休憩までは入っていません。

## 3 結論と立場

- S021｜基本｜answer｜先に結論を言うと、この店の普通の日に、スタッフを3人から2人に減らせたのは、食事中に席を回って、お客さんに空いた皿を載せてもらう使い方で、ロボットが3台から6台のときでした。
- S022｜目を閉じる｜answer_cost｜1人減って浮く人件費は、月約14.1万円。ロボット3台を、1台月6万円で借りると、保守と充電を入れて、月約21.6万円です。
- S023｜困り眉｜answer_cost｜差し引きは、月約7.5万円の持ち出しになりました。

## 4 目次

- S024｜基本｜toc｜大きく3つあります。
- S025｜基本｜toc｜料理を運ぶだけだと、なぜ1人減らせないのか。
- S026｜基本｜toc｜皿を集めて回ると、何が変わるのか。
- S027｜基本｜toc｜1人減ったら、月いくら浮くのか。
- S028｜小さな笑み｜toc｜特に3つ目は、人が減っても、お金が残らないことがある、という話です。最後に、エイイチの見立てを話します。

## 5 節1：料理を運ぶだけだと、なぜ1人減らせないのか

- S029｜基本｜c1｜1つ目、料理を運ぶだけだと、なぜ1人減らせないのか、です。
- S030｜基本｜c1｜一言で言うと、運ぶのはロボットに任せられても、片付けと案内が、人に残るからです。
- S031｜基本｜entry｜前回の、料理を運ぶだけのロボットで、2人にロボット2台。1往復で料理を3つまで運ぶ設定です。｜料理ができてから卓に届くまでは、58秒から54秒で、ほとんど変わりません。
- S032｜驚き｜entry｜そして、店に来てから席に着くまでは、8.6分から14.3分に延びました。
- S033｜基本｜why｜そのうち13.2分は、席は空いているのに、片付けや案内の手が空かずに待った時間です。
- S034｜目を閉じる｜why2｜食べ終わった卓の皿を下げて拭くのも、入口のお客さんを席へ案内するのも、人です。今回の仕事の順番と運び方では、2人で、そこが追いつきませんでした。
- S035｜目を閉じる｜honne1｜ここで、エイイチ自身の経験を1つ。昔働いていたファミレスでも、混む時間に一番手が足りなかったのは、片付けだったそうです。
- S036｜小さな笑み｜honne1｜席は空いているのに、片付けが追いつかず、入口でお客さんが待っている。その光景も、実際にあったそうです。
- S037｜基本｜bus｜では、片付けに向かうスタッフが、空いているロボットに、まとめた皿も運ばせたらどうか。ロボット2台で、席は空いているのに待った時間が13.3分。こちらも、線を超えました。
- S038｜小さな笑み｜bus｜皿を洗い場まで運ぶのは、ロボットが手伝えます。でも、卓で皿をまとめて、拭くのは人のまま。ちなみに、ハコブくんも、卓は拭けません。
- S039｜目を閉じる｜c1_end｜片付けの手が空かないと、人は減らせないんです。

## 6 節2：皿を集めて回ると、何が変わるのか

- S040｜基本｜c2｜2つ目、皿を集めて回ると、何が変わるのか、です。
- S041｜基本｜c2｜一言で言うと、食べ終わったあとの片付けが軽くなって、2人でも回るようになります。
- S042｜基本｜patrol｜この使い方では、ロボットが食事中に席を回り、お客さんに、空いた皿を載せてもらいます。料理も運びます。
- S043｜基本｜patrol2｜この使い方のロボット2台では、席は空いているのに待った時間が10.5分。線を、少しだけ超えました。
- S044｜驚き｜patrol3｜3台にすると、席に着くまで、平均7.5分。スタッフ3人でロボットなしの8.6分より、短くなりました。
- S045｜小さな笑み｜patrol3｜料理ができてから届くまでも、58秒から52秒になりました。調べた6台までは、4台から6台でも、線の内側でした。
- S046｜基本｜patrol_note｜ただ、この試算では、ロボットが席に来るたびに、お客さんが皿を載せてくれる、と置いています。｜2回集めれば、食べ終わったあとに下げる皿は残らず、皿をまとめる手間もなくなる設定です。皿が最後まで残る店でも、3台で足りるかは、確かめていません。デザートやドリンクもロボットが運んでよい、という前提でもあります。
- S047｜小さな笑み｜honne2｜エイイチいわく、「余裕がある人は載せてくれるけど、載せてくれない人も、一定数いそう」。
- S048｜基本｜crowd｜混み具合でも変わります。1時間に45組来る混雑の日は、この使い方でも、2人では回りませんでした。｜ただ、ロボットなしなら4人要るところが、3人で回ります。要る人数が1人減るのは、混雑の日も同じです。
- S049｜目を閉じる｜crowd｜日によって要る人数が変わるので、実際に給料を減らせるかは、その日の来客と、シフトの組み方で決まります。
- S050｜基本｜robot_note｜そして、この試算には、ロボットどうしが細い通路で道を譲り合う時間や、故障や充電で1台が長く使えない場合は、入っていません。台数の多い条件は、効果を楽観的に見積もっているかもしれません。

## 7 節3：1人減ったら、月いくら浮くのか

- S051｜基本｜c3｜3つ目、1人減ったら、月いくら浮くのか、です。
- S052｜基本｜labor｜ここからは、料理を載せる人や皿を降ろす人の勤務を増やさずに、実際のシフトで1人分の給料を減らせた、とした場合の仮の計算です。｜浮く人件費は、1人分の時給を、混む2時間、1日2回、30日分で数えます。
- S053｜基本｜labor｜時給は、2026年度の最低賃金の全国平均、1,177円を借りました。社会保険料や交通費は入れていません。これで、月約14.1万円です。
- S054｜基本｜robotcost｜ロボットは、1台を月6万円で借りる、と仮に置きました。実際の値段は、機種や契約期間、保守が含まれるかどうかで変わります。
- S055｜基本｜robotcost｜保守を仮に月1万円、充電の電気代を月2,000円足すと、3台で月21.6万円になります。
- S056｜困り眉｜net｜差し引きは、月約7.5万円の持ち出しです。1人減らせても、この前提では、お金は残りません。
- S057｜基本｜sens｜ただ、ここは前提で大きく変わります。
- S058｜基本｜sens｜1台を月3万円で借りられれば、差し引きは、月約1.5万円のプラスです。今回の仕事ができる機種を、その値段で借りられれば、ですが。
- S059｜小さな笑み｜sens｜混む2時間だけでなく、昼と夜に4時間ずつ人を減らせれば、浮く人件費は月約28.2万円になり、月約6.6万円のプラスです。｜ただ、試算は混む2時間だけで、4時間を2人で回せるかは、確かめていません。
- S060｜基本｜sens｜それに、10分の線を11分にすれば、ロボットは2台で足り、持ち出しは月約3,000円まで小さくなります。お金の答えも、この線に左右されます。
- S061｜基本｜sens_buy｜買う場合は、1台250万円で、3台なら750万円。補助金の条件を満たして、半分の375万円を受け取れれば、自己負担は375万円です。｜保守と充電を引いても、浮く人件費が月約10.5万円残るので、自己負担を取り戻すのに、約3年かかる計算です。
- S062｜目を閉じる｜sens_buy｜補助金がなければ、約6年。今回置いた、5年使う前提には、収まりません。｜代金は先に払い、補助金はあとから受け取る仕組みで、導入をきっかけに従業員を解雇すると、対象外や返還になる条件もあります。借りる契約でも、支援の対象になるものがあります。
- S063｜基本｜merit｜そして、お金にしていない変化もあります。
- S064｜基本｜merit｜人を減らさずに、3人にロボット2台を足すと、前回見たとおり、席に着くまでは8.6分から3.2分に縮みました。｜歩く距離も減ります。この場合は、今回の費用で、月14.4万円の追加です。｜スタッフの負担やサービスが実際に良くなり、その費用に見合うかは、試算では測っていません。店で確かめて決めることになります。
- S065｜目を閉じる｜shop_back｜冒頭の、「0.5だとか、0.25にはなる」という実感と、今回の試算は、そのままは比べられません。｜今回見たのは、ロボット3台と、お客さんの協力を合わせて、要るホールの人数が1人減るか、です。ロボット1台が何人分か、ではありません。

## 8 見立て

- S066｜基本｜mitate｜ここからは、エイイチの見立てです。
- S067｜目を閉じる｜mitate1｜人を減らせるかは、ロボットに何を受け持たせるかで決まる。エイイチは、そう見ています。
- S068｜目を閉じる｜mitate1｜ただ、人が食事中に皿を下げたり、お客さんに返してもらったりする方法とは、比べていません。ロボットを使うのが一番よいかは、別の問いです。
- S069｜基本｜honne3｜それに、導入したばかりなら、スタッフも慣れる時間が要ります。いきなり手間のかかる作業を任せるより、まず仕事を絞って始めることにも意味がある。
- S070｜目を閉じる｜honne3｜だから今、料理を運ぶ、皿を下げる、と仕事を限ったロボットの使い方が、わりと広がっているんだろう。エイイチは、そうも考えています。
- S071｜基本｜mitate_cost｜お金については、人件費が浮かない結果も、そのまま見せるべきだと、エイイチは考えています。｜店がロボットを入れる理由は、人件費だけでなく、人手不足や、スタッフの負担、サービスにもあるからです。

## 9 問いへの回答・まとめ

- S072｜基本｜answer2｜じゃあ、冒頭の問いに答えますね。配膳ロボットで、ホールのスタッフを1人減らせるのか。
- S073｜目を閉じる｜answer2｜今回の35卓のファミレスの普通の日なら、食事中に皿を集めて回る使い方で、3台から6台のときに、要るホールの人数が1人減りました。料理を運ぶだけなら、6台でも減りませんでした。
- S074｜基本｜answer2｜月いくら浮くのか。1台月6万円で3台借りて、混む2時間を1日2回減らせたとすると、月約7.5万円の持ち出し。借りる値段や、減らせる時間しだいで、プラスにもなります。｜お客さんの協力も、止まり方も、シフトの組み方も、仮の前提です。
- S075｜基本｜question_next｜次に配膳ロボットのニュースを見たら、聞いてみてください。そのロボットで、人のどの仕事が減ったのか。そして、残った仕事を、誰が受け持っているのか。
- S076｜小さな笑み｜next｜次の回では、店の図面から3Dの店を建てて、ロボットを走らせます。今日の試算に入っていない、通路で止まる所を見ていきます。
- S077｜小さな笑み｜try｜この試算は、サイトのシリーズのページで、使い方や台数、費用の前提を変えて試せます。リンクは、概要欄に置いておきます。

## 10 アウトロ

- S078｜小さな笑み｜outro｜この動画が役に立ったら、高評価とチャンネル登録をお願いします。
- S079｜基本｜outro｜ロボットの開発や導入の相談は、概要欄の連絡先から、エイイチに直接どうぞ。
- S080｜ウインク｜outro｜コメントは、エイイチが全部読んでいます。それではまた。
