二〇二六年十月までの考察記事から、いま考えていること
ロボットに、
何を任せればいいのか。
動かすことと、現場で使われることは違う。
その間を、実機を触りながら考えています。
いま見えていること
公開されている事例を調べると、ふだんの動きはできていても、例外が起きると人の手に戻っていました。別の現場に広げるたびに、調整の手間がまたかかるという問題もあります。一方で、運用を組み替えて、長く使われている例もあります。
今のロボットの方向性は
なにかピントが
ズレているのでは?
考えの軸
1
1 人が足りない仕事から、任せる作業を探す
気づいた場面
人手が足りない現場の話を聞いたとき。わかめのゴミ取りや魚の仕分けのように、次にやってくれる人がもう見つからない仕事があります。
役に立ちそうなタスクが
なにかを決めるのが
実は結構大変よな。
次の人が見つからないまま、熟練の人がいなくなりそうな仕事があると聞きました。そうした人の判断には、言葉や数字になっていない部分があります。いなくなれば、その判断も一緒に消えてしまいます。
人がほんとうに集まらないけど、
世の中には常に必要である
業務を見つけるのが
大事だよね。
暗黙知があるうちに
自動化、AI化、
ロボット化しないと
技術が消えるね。
考え
ロボットに合う作業から探すより、人がどうしても集まらない仕事から探すほうがいいと思います。
やりたいこと
熟練の人がどこを見て、なぜそう判断しているのかを、聞けるうちに記録したい。そのうえで、機械に任せられる部分を見つけたい。
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2 今の技術で成り立つ形を見極める
気づいた場面
MicroFactory の構成を調べたとき。派手なデモより、今使える技術を組み合わせて、任せる作業を絞る進め方に目が向きました。
micro factoryの
いいところは
派手なデモではなく、
現実的で、
現時点で合理的な技術で
タスクを切り出して
ロボットアームの可能性を
少しずつ広げているように
思います。
ロボットは本体が安くなっても、置く場所や扱う物が変わるたびに調整が要るので、1台から先に広がりにくいことがあります。中身の見えない作り方だと、問題が起きたときに現場で直せないおそれもあります。だから、本体の安さより、今使える技術で作業を切り出し、人が手を入れられる形かどうかを見ます。
後付けAIや
後付けロボット技術などの
方を進めた方が、
中小には
ハードルが低くて
いいかもな。
考え
ロボットの形は、人型である必要はないと思います。
やりたいこと
人型のロボットを待つより、今ある機械に画像認識や判断を後から足す方法を試したい。中小企業の負担を下げられるかも確かめたい。
3
3 次にどう動くかを、人に伝える
気づいた場面
滑らかに動けば安心だ、という前提に違和感を持ったとき。
実際のところ、
滑らかにアームやロボットが
動く=人が怖くない
ではないからね。
中途半端に滑らかに
動くなら、
カクカクしてた方が
人は安心するかもだよね。
やりたいこと
高い機体に頼らず、次の動きが伝わる間や予備動作を試したい。それが、そばにいる人にどう受け取られるかも確かめたい。
4
4 人が自分でできる余地を残す
考えが広がったこと
生産性と完全自動化を目的に、人が入らない前提の場所を考えていたときは、無人化が答えだと思っていました。そこから、人が自分で進めるのを支える役割も考えるようになりました。
正直無人化が
唯一の最適解で
人は必要ないと
思ってました。
なぜそう考えるかLOG292
作業を肩代わりするだけでは、人が自分で進めるのを支えることにはならないと考えています。効率を上げる場所と、人が自分で進めるのを支える場所は、分けて考えます。
結局、協働ロボットが
本当の意味で
協働でないのは、
人の主体性を
奪っていることが
問題なのでは?と
思いました。
おれがロボットアームに
求めているのは、
精巧な動きをする
ロボットアームではないです。
なんなら少し頼りないくらいで
ちょうど良さそうなアームです。
やれることも
そんなに多くなくて、
これはココに入れてと指差す、
代わりにボタンを押してあげる。
手を振って呼び込むくらいの
機能を持つ。
やりたいこと
人が自分で進めるのを手伝うことも、ロボットの役割として考えたい。
5
5 個人で試せて、他の人も確かめられる形にする
気づいた場面
工場で何十人もの人がロボットを遠隔操作して、動きのデータを集めている映像を見たとき。
人と機材使ってでも
とにかくデータが欲しい。
大きな会社は、約100万件のロボット操作の記録で学習させています。手元では、アームを動かした結果をスマホで撮り、AIに成否を判定させるところから、小さく確かめる方法を考えました。2026年4月には、深度カメラを買う前に、普通のカメラでできる限界まで試すと決めました。高い機材がなくても、同じ問いは小さく回せると思います。
まずは2Dの限界までやって
そのあと深度カメラだね。
そこまでは
まだまだがんばるよ。
考え
研究のテーマを選ぶときは、他の人が同じ環境で再現できるかを物差しにします。
やりたいこと
スマホとシミュレーションで動きのデータを作る手順を、失敗した条件や判断の理由も含めて公開したい。他の人が同じ条件で確かめられる形を増やしたい。
考えが変わったこと
どんなロボットかを考える前に、人の苦痛を整理する
AIとの対話で、欲しいロボットの案を60個出し、ほとんどを採用しませんでした。今ある道具で済むものや、ロボットである必要がないものが多かったからです。何を作るかを決める前に、人が何を大変だと感じているかを整理する順番に変えました。
ロボットそのものを考えるより、
苦痛の分類の方が
どんなロボットを
作ったら良さそうかが
明確になるのは確かだね。
書いた説明も、根拠まで確かめ直す
AIとの対話をまとめた記事を確かめ直したら、間違いが見つかりました。記事に書いたことでも、そのまま鵜呑みにはできません。説明の筋だけでなく、根拠まで確かめる必要があると考えています。
なんか記事で書いたこと
そのまま鵜呑みは
まずいような状況だね。
まだ分からないこと
自分から問いかけるロボットは、人が考えたり、仕事に新しい価値を見つけたりする助けになるのか。
今は答えは
なさそうだけど。
指を差す、ボタンを押す、といった案を、実際に使われる機械としてどう形にするのか。
そういったロボットや
自動化の機械の具体例を
思いついていないし、
多くの人がそこに
市場があると
思っていないのが実情。
作った動きのデータが、実機や現場でどこまで使えるのか。AIによる成否の判定が、人の目とどこまで合うのか。これから確かめます。
目指すこと
ロボットアームを触るのは、
触りながら
ロボットの問題を
一から一つずつ理解して、
まだまだあるはずの
社会実装の課題を
見つけ出し、
クリアしたい——
そういうところだね。
ハードを作って売る・貸すより、ソフト側でできることを続けるほうが、自分には向いていると思います。デモ機で、シミュレーションやソフトでどれだけ変わるかを見せたい。
この考えについて、話してみたいことがあれば。
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