ASSUMPTIONS 01 — 04
0 STANDING
B E F O R E   T H E   C O D E
病院の搬送ロボットは看護師の負担を減らすのか
作る前に調べたら、前提が四つ崩れた
シミュレーションを組む土台にしていた四つの前提。実装に入る前に、すべて調べ直すことになった。
01
02
03
04
下の項目をクリックすると、柱が崩れて調べた結果が出ます
01
BASELINE
ASSUMPTION
公的な調査を引いてくれば基準点が置ける
+
01
WHAT THE METHOD SAID
構成比 0.1%。ただし10分間隔のサンプリング調査だった
47病院50病棟・看護師955名。搬送【薬・検体・書類】は1病棟1人24時間換算で 2.0分。ただし10分ごとに85項目から1つを選ぶ方式なので、数分で終わる作業は記録に現れにくい。単位も個人の1日ではなく正規化値で、同じ表には未入力が4.9%ある。数字は実在するが、基準点としては使えなかった。
SOURCE — 厚生労働科学特別研究 全国タイムスタディ
02
COMPARISON
ASSUMPTION
ロボットは人手搬送の代わりに入る
+
02
WHAT THE CASES SAID
代わったのは人ではなく、古い機械だった
ある病院は本館の天井裏に高速トレイ搬送システムを持ち、増築した棟までの350mだけが空いていた。別の病院は老朽化した検体搬送機の置き換えだった。どちらも導入前から機械が運んでいる。比較の相手は人手ではなかった。
SOURCE — 国内2病院の導入事例
03
BENCHMARK
ASSUMPTION
導入効果を示す標準的な数字がある
+
03
WHAT THE RESEARCH SAID
一般化できる数値は存在しない
既存設備の有無、搬送の担い手、動線距離、エレベーターの混雑、夜間人員。前提が病院ごとに違いすぎる。企業公表値も特定の1病院の条件下の数字で、前提が変われば結果も変わる。測れるのは絶対値ではなく、条件間の差だった。
SOURCE — 査読研究・企業公表値の突合
04
COST
ASSUMPTION
建物の改修に重い予算が要る
+
04
WHAT THE MARKET SAID
エレベーター連携は後付けアダプタで桁が変わる
直接連携なら大きな工事費がかかるが、通信機能付きアダプタの後付けなら費用も工期も大幅に下がり、旧型にも対応する。海外の大規模事例の額を前提にしていたが、規模も年代も違うものを比べていた。ただし現地調査しないと適用可否は分からない。
SOURCE — 国内ベンダー公表値
0/4
四つとも、調べる前は逆を信じていた。