ロボットの台数を変えると
使い方を変えると
運び方を変えると
スタッフを1人減らして、ロボットで店は回るか
混み具合・使い方・運び方は、左の条件と同じです。
ロボットの費用と、変わること(ひと月)
人件費:店が回る最少のスタッフは何人減るか
人手不足:スタッフの手がふさがっている割合(9割を超えると呼び出しに出られない)/作業の軽さ:スタッフ1人が歩く距離/サービス:入店待ちと、料理ができてから届くまで
人件費のほかに、ロボットを入れて良くなること
費用の前提を選ぶ
- 人手不足:配膳の往復をロボットが受け持つ分、スタッフの手が空き、人が足りない日でも案内・会計・呼び出しに出やすくなる(2つめの表の「手がふさがっている割合」)
- 作業の軽さ:厨房と客席の往復が減り、歩く距離が短くなる。下げ膳にも使えば、重い皿を運ぶ負担も減る(「1人が歩く距離」)
- サービス:料理が早く届き、入店待ちも縮む。空いた手を、客と話す・様子を見るといった人にしかできない接客に回せる(「入店待ち」「料理が届くまで」)
- 試算に入れていないこと:採用・教育の手間、人が辞めたときの穴の埋めやすさ、スタッフの疲れ方。数字にはしていませんが、店によっては大きい点です
費用の前提と補助金(2026年10月に調べた値)
この費用の試算は、上の試算の結果(店が回るかどうか)をそのまま使っています。上の試算の数字は変えていません。人件費は「店が回る最少のスタッフ」がロボットで何人減るかだけから出していて、人手不足・作業の軽さ・サービスの変化は、2つめの表に試算の結果をそのまま並べていて、お金には直していません。
まだ入れていないもの:地図づくり・設定・スタッフへの説明にかかる初めの費用、故障で止まっている間の手間、電気代以外の消耗品、補助金の申請の手間と通るかどうか、税金(買ったときの減価償却の扱い)。
どの店で、どの使い方が効くか
前提にした数字(すべて仮)
この試算で扱うのは、店の図面がなくても答えられる「時間・順番・数」だけです。通路での鉢合わせ、人やロボット同士の接触、揺れで料理がこぼれる・倒れるといった「空間と動き」の話は Unity で扱い、その結果を一時停止・立ち往生の数字や、ロボットに載せる物の決まりとしてここに入れます。
まだ入れていないもの:厨房の処理能力の上限、ドリンクバー周りの混雑、ロボットの充電、ロボットが自分で皿を下げる方式(アーム付き)、ロボットどうしが細い通路で待つこと(台数が多いほど、実際より良い結果が出ます)。
この試算で扱う範囲(SimPy と Unity の分け方)
- 決め方は1つ:店の図面がなくても答えられる問いか。
- 答えられる問いは、この試算(SimPy)で扱う:何分待つか、何台要るか、誰が何を運ぶか。
- 答えられない問いは、Unity で扱う:どの通路で鉢合わせるか、人に当たって揺れる・倒れるか、どれくらいの揺れでパフェの上が落ちるか。
- Unity で測った数字(一時停止・立ち往生の起きやすさ、ロボットに載せてよい皿)を、この試算の入力に戻す。試算の形はどの店でも同じで、店ごとに変えるのは入力の数字だけ。
使い方のもとにした事例
- 上げ膳だけ:ガスト(2023年の取材で上げ膳だけと説明。エイイチの店舗での見聞とも一致)、焼肉きんぐ(食材を届ける用途)
- 下げ膳にも使う:サイゼリヤ(用途の8割が下げ膳)、ブロンコビリー(配膳は人、下膳専用)、JR九州ステーションホテル小倉(洗い場が遠いので下げ膳専用。スタッフがスマートウォッチでロボットを席に呼んで載せる)
- 巡回回収:焼肉の和民・かみむら牧場(席を回り、客が空いた皿を載せる。片付け時間27%減)
- 1往復で複数卓:画面に「4番|1段目」のように卓と段が出る機種がある(店内の映像から)
- 料理の種類で使い分け:びっくりドンキー・和食さとではデザートやドリンクを運ぶときに使っている(店内の映像から)。逆に、倒れやすい物は人が運ぶという分け方もありうる