YouTubeチャンネル、SNSインフラを一日で構築した、そして何度かつまずいた
LOG106R2R2R2026/3/21

YouTubeチャンネル、SNSインフラを一日で構築した、そして何度かつまずいた

コードもUnityも触らない日があっていい。 今日はロボットアームより先に、認知を広げるための「場所」を作ることにした。

なぜこのタイミングで動いたか

シミュレーションが完成して、実機待ちの状態になった。 作業の主軸は「実機が届くまでの準備期間」に移っている。

XとFacebookのログを眺めていて気づいたことがある。

DAYログ形式のコンテンツは、すでに読んでくれている人との関係を深めるには機能する。でも「新しい人に届く」設計には全然なっていない。フォロワーを増やしたいなら、今いる場所で深掘りするだけでなく、別の場所に出ていく必要がある。

選んだのは3つ。

プラットフォーム

選んだ理由

YouTube

検索エンジンとして機能する。動画はテキストより圧倒的に訴求力が高い

Reddit

技術コミュニティへの直接リーチ。英語発信の延長線上にある

Discord

濃いつながりを作る場所。ROMから始めてじわじわ存在感を出す

ただ「やろう」と決めてから完了まで、スムーズではなかった。

メールアドレス問題:¥1,600/月

最初の関門は、Pixels to Motors専用のメールアドレスだった。

pixelstomotors@adaptdesign.jp を作りたい。当然の発想だ。 ところが、Google Workspaceの管理コンソールを開いてみると——

新しいユーザー(メールアドレス)を追加するには ¥1,600/月 の追加が必要です。

現在の契約はライセンス2つ・月額¥3,200。ここに¥1,600を乗せると年間¥19,200。まだ立ち上げフェーズのプロジェクトに払うには重い。

代替案として「エイリアス機能」の存在を確認した。

方法

コスト

できること

できないこと

新規ユーザー追加

¥1,600/月

YouTube等へのGoogleログイン・送受信

—

エイリアス(選択)

¥0

メール受信・送信元表示の変更

Googleサービスへのログイン

エイリアスは「連絡先として公開する」用途なら十分機能する。

既存の eiichi_shimazu@adaptdesign.jp に pixelstomotors をエイリアスとして追加。 設定箇所を探すのに少し迷った。「連絡先情報」欄に入力しようとして一度エラーを出した。正しい場所は「ユーザー情報 → 予備のメールアドレス(メール エイリアス)」だった。

これで pixelstomotors@adaptdesign.jp が使えるようになった。費用ゼロ。

YouTube

YouTubeはGoogleアカウントがあればすぐ始められる、はずだった。

チャンネル作成画面を開いたら、最初から「島津栄一」と入力されていた。 個人名のまま作成しようとして、1秒で止まった。

チャンネル名:「島津栄一」→「Pixels to Motors」に変更
ハンドル:「@島津栄一—f1n」→「@PixelstoMotors」に変更

@PixelstoMotors が取れた。

設定した内容:

項目

設定値

チャンネル名

Pixels to Motors

ハンドル

@PixelstoMotors

連絡先メール

pixelstomotors@adaptdesign.jp

サイトリンク

adaptdesign.jp/pixelstomotors

説明文

英語メイン・日本語サブの両言語構成

チャンネルURLは今は自動生成の長いものだが、youtube.com/@PixelstoMotors でアクセスできる。カスタムURLは登録者100人を超えてから設定できるようになる。今はこれで十分だ。

Reddit

ここで一番想定外の問題が起きた。

reddit.com でアカウントを作成。ユーザー名は PixelsToMotors で登録しようとした。

ところがアカウント作成後、ユーザー名が自動生成の
u/Consistent_Round_576
になっていた。

設定画面でユーザー名を変更しようとしたが、変更オプションがない。
調べてわかったこと:Redditは最近、ユーザー名変更機能を廃止した。

u/Consistent_Round_576 は固定。変更不可。

項目

状態

表示名(他ユーザーに見える名前)

Pixels to Motors ✅

ユーザー名(u/〇〇)

Consistent_Round_576 ❌ 変更不可

実害は限定的だ。投稿・コメントで他ユーザーから見える名前は「Pixels to Motors」なので、実用上は問題ない。u/Consistent_Round_576 は検索でヒットしにくいだけ。アカウントを削除して再作成する手もあったが、PixelsToMotors が本当に取れる保証もなく、先に進むことを選んだ。

参加したサブレディット:

サブレディット

規模

狙い

r/robotics

〜50万人

実機デモの反応が得やすい

r/Unity3D

〜30万人

ArticulationBodyの知見共有。ここが最初の投稿候補

r/MachineLearning

〜300万人

競争は激しいが、思想系の投稿が刺さる

r/artificial

〜100万人

Motion UXの概念説明に向いている

r/3Dscanning

小規模

3Dpressoパイプラインはここでは強いネタになる

最初の投稿のたたき台:
タイトル「Is Motion UX a missing discipline in robotics?」
内容:iPhoneスキャン→Unityシム→実機パイプラインをそのまま投稿するだけで反応が出る。GIFか短い動画を添付すると、Redditではスコアが圧倒的に上がる。

Discord

Discordはアカウント作成後、まずHugging Face公式サーバーに入ろうとした。 うまく見つからず、「サーバーを探す」で検索ワードを変えながら探していたとき——

Pollen Community が目に入った。

Pollen Roboticsの公式Discordで、規模は 7,196人。ロボティクス × AIのコミュニティだ。

#⚡-tech-hub を読んでみた。

ユーザー

活動内容

Vukuto

agentic LLMとReachy Miniを組み合わせて開発中

Renji

Reachy Miniでハッカソン発表(音声ロボット言語チューター・音声ケアコンパニオン)

ロボットをアプリ・体験設計の視点で使っている人が集まっている場所だった。「Motion UXという視点」はここなら製品宣伝ではなく技術的な対話として話せる。

入ってから10分間は投稿・コメントができないルール(スパム防止)。その間にチャンネル一覧を把握した。

チャンネル

活用方針

#general-chat

まず空気感を掴む

#⚡-tech-hub

技術的な実験・上級トピック。ここが本命

#amazing-hand

ロボットアームの話題。Pixels to Motorsと直結

#discussion

Reachy Miniの技術議論

10分ルール解除後の最初のコメントは、Renjiのハッカソン投稿に対してこのあたりを想定している:

"Great projects! I'm also exploring robot UX — building a Motion UX pipeline with Unity simulation → real arm execution. The interaction design side of robotics feels very underexplored."

宣伝ゼロ、共感ベース一言。これだけで自然に存在感を出せる。

作った構造

各プラットフォームの役割をまとめると:

プラットフォーム

役割

言語

X

哲学的・概念的な気づきの記録

日本語

LinkedIn

エンジニア・研究者への技術発信

英語+日本語補足

Facebook

既存フォロワーとのストーリー共有

日本語

YouTube

検索流入の主軸・実機動画シリーズ化

英語(タイトル・説明)

Reddit

技術コミュニティへの直接リーチ

英語

Discord

濃いつながりの形成・リアルタイム対話

英語

コンテンツは一度作ったら3回使う設計にする。

DAYログ記事 → YouTube Shorts → Reddit投稿

この連携が機能し始めると、認知の広がり方が変わるはずだ。

やり残したこと

タスク

状態

備考

YouTubeプロフィール画像・バナー設定

未完

ビジュアルを作る

Redditユーザー名問題の解決

保留

再作成より先に進む方を選択

Pollen Communityへの最初のコメント

待機中

10分ルール解除後に自然なタイミングで

Hugging Face Discordへの参加

未完

次のセッションで

次のステップ

  • YouTubeのプロフィール画像・バナー設定(Canva)

  • r/Unity3DにArticulationBodyの知見を投稿(GIF添付)

  • Pollen Community #amazing-hand に最初のコメント

  • YouTube Shortsの構成テンプレを1本試す

実機が届いたら、開封からPick&Place成功まで全部YouTubeに残す。
その日のために、今日場所を作った。

インフラを作ることと、コンテンツを作ることは別の仕事だ。

※ プロジェクト名「R2R2R」は、UC Berkeley・Toyota Research Instituteの研究「Real2Render2Real」(Yu, Fu et al., 2025)の概念に触発されています。現実空間をデジタルツイン化し、仮想空間での試行から得た知見を実世界のモーター駆動へ還元する——その設計と実装過程を毎日記録しています。技術アプローチおよび目的は独自のものです。