共感を呼ぶストーリーテリング。GeminiとFigmaで作る「4コママンガ」
LOG9では少し趣向を変えて、このロボットの魅力をより多くの人に伝えるためのSNS向けコンテンツ制作に挑戦します。
テーマは、ずばり「4コママンガ」です。
機能的なスペックだけでなく、このロボットが医療現場でどのような体験や感情を生み出すのか。それを伝えるには、ストーリー仕立てのマンガが最適です。
今回は、たった1枚のイラストからプロットを練り、Geminiで画像を生成し、Photoshopで緻密に仕上げるまでのプロセスを公開します。
※薬剤搬送ロボットハコブくんは技術検証用の仮想設定です。 実用化目的ではなく、制御・UIデザイン・HRI(人間とロボットの相互作用)の本質を探求するコンセプトとして定義しています。
プロットの準備
まずは、マンガの設計図となるプロットを用意します。
AIの想像力 × Photoshopの表現力
Geminiで「シーン」を描き出す
1コマ目は既存の画像を使いますが、2〜4コマ目は新たに用意する必要があります。ここでGeminiのNano Banana(画像生成機能)の出番です。
1コマ目のシリアスでクールなタッチやライティングを踏襲しつつ、プロット通りの状況を描き出すようプロンプトを調整して生成します。
生成のポイント:
1コマ目の画像スタイルに合わせてと指示し、一貫したトーン&マナーを狙う。
「トレイが開いている様子」「チョコを見つけて驚く顔」など、各コマに必要な演技を具体的に言語化する。
コマごとにパーツとなる画像を生成する。人物とロボットのやり取り、背景、吹き出しなどコマに必要なものを分けて生成して組み合わせた方が完成度が高くなります。
Photoshopで「漫画」へ昇華させる
AIが生成した画像は、構図が完璧でなかったり、細部の整合性が取れていないことがあります。ここからはPhotoshopを使ったプロフェッショナルな修正作業(レタッチ)に入ります。
合成と修正(レタッチ)
Geminiが生成したパーツを組み合わせ、理想の構図を作ります。
レタッチ: チョコレートの銀紙が剥かれて箱入っている、ロボットのグリーンライトの位置が違うといったAI特有の生成ミスを、スタンプツールや生成AIの削除機能を使って丁寧に修正します。1コマ目の画像と馴染むように、トーンカーブや色調補正で全体の色味を統一します。
コマ割り: 4つの画像を配置して、白い枠線を配置します。
フキダシと文字入れ: プロットのセリフを修正します。読みやすさを考慮し、視線誘導を意識して配置します。何度か試して吹き出しのセリフはFigma側でテキストを作成して入れる方法をオススメします。生成AIでも可能ですが、文字化けしたり、思ったフォントに指定出来なかったりと修正が多くなり非効率でした。
効果音と漫符: 「ピッポッ」「スーン」といった描き文字や、驚きを表す線などを追加し、静止画に音と動きを与えます。
第1話の1コマ目のパーツの分け方は「看護師とロボット」「吹き出し文字」「吹き出し」「背景」「コマ」となっていています。これらをFigma上で組み合わせてマンガの1コマに仕上げていきます。
現状(2025年12月時点)では、生成AIに4コママンガを一気に生成してマンガを生成するのは難しいです。出来たとしても完成度が低く、修正が難しい画像が出来上がり後から苦労します。
多少面倒だとしてもパーツごとに分けて生成して組み合わせた方が、最終的にマンガの完成度が高く仕上がり、なおかつ修正や複製など使い勝手の良いマンガの部品が増えて、後々の工程がスムーズになります。

完成!4コママンガ1話目「深夜の相棒」
それでは、完成した4コマ漫画をご覧ください。

まとめ
1枚のイラストから始まった世界が、AIの生成力とPhotoshopによる細部のこだわりによって、ひとつの心温まるストーリーになりました。
Gemini:ゼロから絵を生み出し、構成やバリエーションを提案する。
Photoshop:生成された素材の違和感を消し、文字や効果を加えて作品として完成させる。
この2つのツールを使いこなすことで、SNS向けのコンテンツも、スピーディーかつハイクオリティに制作することが可能です。
SNSでの発信は、認知を広げる上で非常に重要です。製品がもたらす温かいストーリーを伝えることで、より深いエンゲージメントを目指すことが可能です。
