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MANGA EP131ハコブくん2026/10/31
仕分けの部屋で、ツカムくんが箱の角に引っかかったまま腕を小刻みに動かしている
槙原さんが、ツカムくんの腕と棚の間に手を入れて箱を直そうとしている
大城さんが壁の非常停止ボタンを押し、ツカムくんの腕がピタリと止まる
入り口に止めてから近づくの札が貼られ、止まったツカムくんの横で槙原さんが箱を直す

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ちょっとの時ほど、まず止める

■ 止まりかけた機械は、まだ止まっていない
仕分けの部屋で、ツカムくんが箱の角に引っかかったまま、腕を小刻みに動かしていた。通りかかった槙原さんは「ちょっと直すだけなんで」と、腕と棚の間に手を入れて箱を直そうとする。ほとんど止まって見える機械は、触っても大丈夫に見える。だが小刻みに動いている腕は、引っかかりが外れた瞬間に大きく動くかもしれない。

■ 事故は、本番より「ちょっと」の場面で起きやすい
ロボットの事故は、本番の運転中より、止まりかけた機械を確かめる、ちょっと直すといった場面で起きやすい。浜松の死亡災害でも、設備の様子を確かめようとして体を入れた作業員が挟まれた。手を出す人に悪気はなく、むしろ親切心から手が出る。短い作業だと思うほど、止める手間を省きたくなる。その油断が、腕と棚の間に体を入れさせる。

■ 結論:止めてから近づく、を決まりにする
大城さんが壁の非常停止ボタンを押すと、ツカムくんの腕はピタリと止まった。槙原さんは、止まったのを確かめてから箱を直す。部屋の入り口には「止めてから近づく」の札が貼られ、ツカムくんの画面にも「トメテカラ」と出た。その場の判断に任せず、止めてから近づく手順を運用の決まりにしておく。急いでいる人ほど、その決まりに守られる。
「ちょっとだけ」と思った時こそ、まず止める。