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MANGA EP130ハコブくん2026/10/31
薬剤の仕分けの部屋で、高杉さんがツカムくんの腕をつかんで動かそうとしている
白石さんが慌てて駆け寄り、高杉さんを止めている
教育の日数を聞いて驚く高杉さんの横で、腕を上げたままのツカムくんの画面に点が並ぶ
修了証を手にした高杉さんが、ツカムくんの腕をゆっくり動かして教えている

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教える手にも、学ぶ時間が要る

■ 手で動かせることと、教えてよいことは違う
薬剤の仕分けの部屋に、ロボットアームのツカムくんが来た。高杉さんはその腕をつかみ、「手で動かして覚えさせるんでしょ?」と動かしてみようとする。ツカムくんは、人が腕を持って動かすとその動きを覚えられる協働ロボット(人のそばで働くことを前提にしたロボット)だ。だから誰が触ってもよいように見える。白石さんは慌ててそれを止めた。

■ 腕の届く範囲で教える人には、教育が要る
モーターの出力が80Wを超えるロボットアームで、動く範囲の中で動きを教える作業や、動かしたまま点検する作業をさせるには、事業者が従業員に特別教育を受けさせる必要がある。手で動かして教えられる協働ロボットでも同じだ。教える人は、腕が届く場所に体を置く。教育を受けていなければ、何が危ないのかを知らないまま、その場所に立つことになる。

■ 結論:教える前に、危なさを教わる
教育が3日と聞いて、高杉さんは驚いた。ツカムくんも腕を上げたまま、画面に「…」を出す。数週間後、修了証を手にした高杉さんは、ツカムくんの腕をゆっくり動かして教えていた。「受けてみたら、怖いところがよく分かった」。教育は手続きのための関門ではない。教える人が、腕の届く範囲で何が危ないのかを知るための時間である。
ロボットに教える前に、まず人がロボットの危なさを教わる。