半額の部品に付いていないもの
■ 安く買えた理由は、裏側にあった
槙原さんは、海外の通販で買った小さな無線モジュール(ロボットに無線の機能を足すための部品)を嬉しそうに見せた。国内の半額だったという。白石さんはモジュールを裏返し、ルーペで見て尋ねる。「技適マーク、どこ?」。技適マークは、日本の無線のルールに合っていると認められた印だ。のぞき込んでも、マークはどこにもなかった。
■ 電源を入れるだけで、違反になるおそれがある
日本で電波を出す機器には、原則として技適マークが必要になる。海外で安く買える部品ほど、このマークがないことがある。白石さんの言うとおり、マークのない無線は、日本で電源を入れて電波を出すだけで電波法違反になるおそれがある。知らずに使っても、電波は出てしまう。値札の安さには、この確認の手間が含まれていない。
■ 結論:後から付ける部品も、1つずつ確かめる
槙原さんはモジュールを箱に戻し、国内の代理店から技適付きのものを買い直した。「半額じゃなかった…」。ハコブくんは「安全ノ値段モ、入ッテイマス」と答える。ロボット本体が認証を通っていても、後から付ける部品は別に確かめる必要がある。部品を足すたびに確かめることを、作業の手順として決めておく。
部品の値段には、日本で使ってよいという証明も含まれている。