置き換える相手は、人だけではない
■ 競争の相手は、壁の中にいた
白石さんが、次はハコブくんで検体を検査室へ運びます、と言うと、大城さんは壁の気送管を指さした。検体なら、もうあれがあるけど。試しに同じ重さの模擬検体で競争した。大城さんがカプセルを入れてシュポン、ハコブくんも出発。検査室に着くと、カプセルはとっくに届いていた。…先ヲ、越サレマシタ。
■ 今ある設備と比べないと、意味がない
米国の病院の看護ロボットの報道(Proof News)では、すでに気送管で物を送っていた病院の看護師が、ロボットは意味がなかったと話している(メーカーは、役割が違うと反論している)。ロボットを入れるとき、比べる相手は人の手だけではない。病院にはもう、気送管や小型の搬送の仕組みがある。
■ 結論:運ぶ物ごとに、設備とロボットの役目を分ける
白石さんは運ぶ物の表を書き直し、検体の種類や容器、運び方の決まりで、気送管とハコブくんを分けた。管ニ入ラナイ物ヲ、運ビマス。
勝負する前に、何を任せるかを決める。