小突かれた記録は、邪魔の元を探す手がかり
■ なんで、いつもここに
夜の病棟。ナースコールが重なり、高杉さんが走り回っている。曲がり角の手前では、ハコブくんが受け取り待ちで止まっていた。ワゴンを押して曲がってきた高杉さんは、ぶつかりそうになって、思わず車輪をコツッ。なんでいつもここに!翌朝、白石さんが記録を見ると、衝撃ヲ検知が、この数日で何度もあった。故障はない。
■ 蹴られるのは、邪魔をしている印かもしれない
病院のロボットの研究を紹介した記事では、いら立った職員が搬送ロボットを蹴った話や、蹴ってやろうと思ったと話す職員がもっといた話が紹介されている(もとの研究はウィスコンシン大学の研究)。こうした記録は、乱暴な人を探す材料ではない。ロボットが仕事の邪魔をしている場所を探す手がかりになる。
■ 結論:壊れにくくする前に、邪魔の元を探す
白石さんが、ぶつかった場所を地図に並べると、どれも同じ曲がり角の手前だった。待つ場所を、角の先の空いた所へ移した。ココナラ、邪魔ニナリマセン。高杉さんは、昨日はごめんね、と頭をなでた。
衝撃の記録は、ロボットの丈夫さより、置き場所の良し悪しを教えてくれる。