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MANGA EP126ハコブくん2026/10/31
昼の病棟で非常ベルが鳴り、高杉さんが患者さんの避難の準備に走る
運転休止と表示されたエレベーターの前へ、ハコブくんが向かっていく
避難する人の流れの中で待つハコブくんに、車いすを押す高杉さんが道をふさがれる
次の訓練で、ハコブくんが近くの空き部屋へ入って止まり、廊下を空けている

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ベルが鳴ったら、道を空ける

■ いつもの仕事を続けることが、避難の妨げになる
非常ベルが鳴り、高杉さんは患者さんの避難の準備に走った。ハコブくんは「5階ヘ、点滴ヲ届ケマス」と、いつもどおりエレベーターの前へ向かう。表示は「運転休止」。それでも待ち続けるハコブくんは、避難する人の流れの真ん中に立っていた。車いすを押す高杉さんが、そこを通れなくなった。

■ 火事のとき、廊下は運ぶ道から逃げる道に変わる
火事のときはエレベーターが止まり、廊下は避難する人で埋まる。普段は物を運ぶための道だった場所が、人が逃げるための道に変わる。その道で運搬を続けようとするロボットは、大きな障害物になる。病院では、車いすやベッドのまま移る患者さんもいる。人ひとり分の隙間では通れないこともある。

■ 結論:ベルが鳴ったら、退いて止まる
白石さんは、非常ベルが鳴ったら近くの空き部屋へ入って止まる動きを入れた。次の訓練で、ハコブくんは空き部屋へすっと入り、「ベルガ鳴ッタラ、道ヲ空ケマス」と止まった。非常ベルを受け取る仕組みと、退いて止まる場所。この2つを平時に決めておけば、非常時のロボットは仕事を手放して、人の道を空けられる。
非常時のロボットのいちばんの仕事は、脇に退いて動かないことだ。