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MANGA EP135ハコブくん2026/11/5
配膳車を押す寺島さんの手と湯気の先で、ハコブくんが廊下の真ん中で止まり、経路を計算している
寺島さんがあわてて、ここで止まるのかと聞く。ハコブくんは計算中と答える
計算を終えたハコブくんの後ろで、配膳車の前の寺島さんが腕を組んで、私も止まっていたと言う
広いホールでひと息つくハコブくんと、遠くで親指を立てる槙原さん

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止まる場所が、人の仕事を止める

■ 止まったのは、いちばん止まってほしくない所だった
夕食の時間、細い廊下でハコブくんが急に止まった。経路を計算し直している。後ろからは、温かい夕食を載せた配膳車を押す寺島さんが来た。廊下は狭く、配膳車はハコブくんの横を通れない。ここで止まるの?ご飯が冷めちゃう。計算が終わるまで、寺島さんも配膳車も後ろで待つしかなかった。

■ 止まることは安全でも、止まる場所によっては人の仕事を止める
病院でのロボットの調査(ACM interactions)では、ロボットが廊下で経路を計算し直すために止まり、温かい料理の台車を押す厨房スタッフや医療職が、すれ違えずに後ろで待たされたことが報告されている。迷ったら止まるのは、ロボットとして正しい振る舞いだ。だが細い廊下の途中で止まれば、その時間はそのまま後ろの人の仕事の時間になる。

■ 結論:考えるのは、狭い所に入る前の広い所で
槙原さんは設定を変えた。狭い廊下に入る前に、広いホールで道を決めておく。途中で安全が分からなくなったときは、無理に進まず止まって知らせる。止まる判断は残したまま、考える場所を選ぶ。
迷う時間は、人の通り道の外で使う。